港南希望教会の基本姿勢 





私たちの教会は、日本のプロテスタントの3つの源流 (札幌バンド、熊本バンド、横浜バンド) のうちの、横浜バンドの流れに立つ教会であることを自覚する。それは、宣教師ヘボン博士やブラウン博士などの北米の長老教会・改革派教会を経て、宗教改革者ジャン・カルヴァン(Jean Calvin, 1509-1564・肖像画:copyright in public domain) の信仰と教会的伝統に生きることを意味する。

この伝統の特色は、一言で言えば「ただ神の栄光のために」であり、この「神のために生きる」という「神中心」の信仰こそ、私たちが一人一人の人間とこの世界を大事にし、真に人間らしく生きることのできる根拠であることを強調するものである。

私たちはこの信仰に立ちながら、日本基督教団という1941年に成立した合同教会の一員として神奈川教区・横浜地区に属し、港南区・戸塚区・栄区の隣接する地域にたいする福音宣教の使命を果たそうとするものである。

以上の基本姿勢を具体的に展開すると:

 (1) 信仰生活の原点としての聖日礼拝を重んじ、聖書を深く学び、福音の真理を正しくとらえ、互いにとりなしの祈りを絶やさないように努める。

 (2) 「横浜バンドの流れに立つ」という改革派的・長老主義的教会の基本姿勢に基づいて、会員の信仰の一致を育てながら、一人一人の持ち味を生かし合える群れを目指す。

 (3) 常に開かれた心で暖かく隣人を教会に迎え入れ、この世の重荷を共に負いつつ、積極的に地域の伝道に励む。



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 港南希望教会の沿革 





 
【新戸塚礼拝所の時代】
 
1980年
 5月18日 聖霊降臨日の前の聖日
13年間牧会した横浜指路教会を辞任し、4月よりフェリス女学院大学宗教主任に就任した小島一郎牧師、戸塚駅西側の小高い山上にある自宅で、「新戸塚礼拝所」として家庭礼拝を開始。出席16名。
 
【日限山伝道所の時代】
 
10月19日 礼拝場所を、好意により開放された港南区日限山のO氏夫妻宅に移転。
1981年
 2月28日 第50回神奈川教区定期総会、日限山伝道所の開設を承認。
 4月 5日 教会学校開設。
 4月12日 日限山伝道所開設式を挙行。
 8月 2日 『日限山だより』(月刊)創刊。
1982年
 1月 3日 聖書全巻連続講解説教開始。第1回「天地創造」(創世記)
1983年
 5月 6日 牧師館が戸塚より港南区野庭に移転。
 5月18日 牧師館における第1回「祈祷面会日」開催。
1984年
 9月23日 臨時総会で、丸山台二丁目のワンルームマンション(7.48坪)の購入、第二種教会(教会員20名以上40名以下)設立、教会名称変更、会堂建設第二次計画の推進を決議。
11月18日 牧師館が野庭から日限山三丁目に移転。
1985年
 1月 6日 新教会名、「港南希望教会」に決定。
 3月16日 第63回神奈川教区定期総会継続総会、港南希望教会の設立を承認。
 
【港南希望教会の時代】
 
 4月28日 『日限山だより』第42号で終刊、名を改め『希望』第1号発行。
 5月12日 港南希望教会新会堂で礼拝開始。
 6月 9日 新会堂献堂礼拝。教会設立式・牧師任職式・献堂式。
1987年
 5月31日 聖書全巻連続講解説教完結。第240回「新しい世界」(ヨハネ黙示録)
1988年
 5月22日 会堂拡張 (14.8平米から19.2平米に) 工事完成。
1989年
 1月22日 臨時教会総会。小島牧師が4月より一年間のプリンストン大学/神学校での在外研究のため不在となるので、気仙三一教授(フェリス女学院大学)を牧師(代務者)、土肥聡神学生(東京神学大学大学院)を補助伝道者として招聘すること、また必要に応じて上泉浩牧師、ラッセル・ノーデン (Russell L. Norden) 宣教師に説教を依頼することなどを決議。
 3月 5日 土肥聡神学生、補助伝道者として奉仕開始。
 4月 2日 気仙三一教授を牧師(代務者)として迎える。
1990年
 3月18日 牧師歓送迎会。気仙教授・上泉牧師・土肥神学生夫妻の一年間にわたる港南希望教会への奉仕に感謝し、また、ぶじに帰国した小島牧師夫妻を迎える。土肥伝道師(教団教師試験に合格)は3月26日、主任担任教師として室戸教会(高知県)に赴任。
 6月 3日 聖霊降臨日・教会創立10周年記念礼拝。
1991年
 3月24日 青年会、「グループ・カイロス」の名で発足。
 3月31日 10周年記念誌『港南希望教会一〇年の歩み』発行。(B5版/103ページ)
 12月頃から クリスマス礼拝では立錐の余地がないほど、会堂の狭さが痛感され、新会堂の建設の気運が高まり、会堂建設委員会が発足。
1992年
 8月 2日 全国募金パンフレット「会堂建築献金のお願い」作成、配布。全国の教会・教会員・教会関係者から多額の献金が集まることとなる。
 8月23日 臨時教会総会。現会堂の売却と新会堂用地 (日限山四丁目、54坪。)の取得購入を決議。28日に土地売買契約成立。
10月 2日 新会堂建設用地の草刈りと看板立て。
11月 1日 建設会社に会堂建築を発注。
12月 6日 会堂建設用地で定礎式。
12月10日 会堂建築着工。
1993年
 1月18日 新会堂上棟式。
 4月10日 新会堂が完成。旧会堂からの引っ越し。
 
【新会堂での港南希望教会の時代】
 
 4月11日 イースターに、新会堂での最初の礼拝。
 6月27日 新会堂の献堂礼拝・献堂式・感謝会。
1994年
 4月 今年度より『新共同訳聖書』を用いる。
12月 聖歌隊発足。クリスマス礼拝で初の奉仕。
1995年
 6月 4日 聖霊降臨日に、教会創立15周年記念礼拝・祝会。
1996年
 3月 小島牧師、1996年度をもってフェリス女学院大学を定年退職。
1997年
 4月 6日 『讃美歌21』を用い始める。
1998年
 6月 『希望』誌、通巻100号に達する。
 この年度 現住陪餐会員が初めて50名を超え、宗教法人格の取得が具体的な課題として与えられる。
1999年
 6月 8日 宗教法人格の認証のための「港南希望教会規則(案)」を、神奈川県庁に提出、設立申請。
10月 3日 宗教法人港南希望教会設立総会を開催、法人の設立を決議。臨時教会総会を開催、教会墓地購入を決議。墓地献金開始を開始し、三浦霊園に着手金を支払う。
2000年
 5月 8日 法人登記完了。
 6月 4日 創立20周年記念事業ステンドグラス取り付け完成。
 6月 4日 宗教法人格を取得。
 6月11日 創立20周年記念礼拝(1)、祝会。
 6月18日 創立20周年記念礼拝(2)。
 6月25日 創立20周年記念礼拝(3)。説教および記念講演:東京女子大学 船本弘毅学長。
11月18日 「教会墓地工事着工の祈り」(現地にて)
11月12日 『私たちの歩み 私たちへの恵み:港南希望教会の二〇年』
(日本基督教団港南希望教会20周年記念誌)発行。(B5版/215ページ)
2001年
 5月13日 港南希望教会の公式ホームページ開設。
2002年
 6月23日 教会墓地、三浦霊園に完成。奉献礼拝を行う。
12月 8日 成人男性の会、「信友会」の名で発足。
2003年
 4月 8日 初めて教会員から献身者が起こされ、東京神学大学に編入学する。
 4月23日 「ギリシャ語で聖書を読む会」開始。
12月    礼拝出席人数の増加に伴い、会堂内部の拡張改修工事が始まる(約80名着席可能)。
2004年
 2月21日 第111回神奈川教区総会で、第一種教会建設を承認される。
 3月21日 第一種教会建設式(司式:岩崎隆神奈川教区総会議長)と感謝会、あわせて会堂改修工事完成の感謝会を執り行う。
2005年
 5月15日 創立25周年記念礼拝、祝会。説教および記念講演:東京神学大学 近藤勝彦教授。
小島一郎『み言葉に生きる:教会創立25周年記念説教集』(日本基督教団港南希望教会)発行(A6版/272ページ)。
2008年
 3月31日 小島一郎牧師隠退
 4月1日 鈴木義嗣牧師就任
敬称・敬語表現は省略いたしました。また、教職者以外の個人名は、プライヴァシ保護上、記載しておりませんが、港南希望教会の発展の歴史には、教職者・教会員以外にも多くの方々からのお祈りをはじめ、有形無形のご援助がありましたことを、ここに記して感謝申し上げます。